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通貨ペア表示の意味

通貨ペアとは交換する2国の通貨をいいます。そしてこれを表したのが通貨ペア表示といい、米ドル/日本円、略してドル円などがこれにあたります。そして英記するとUSD/JPYとなります。

この通貨ペア表示には一定のルールがあります。まず向かって左側の通貨を主軸通貨といいます。そして右側の通貨を決済通貨といいます。ドル円を例にとりましょう。向かって左側の通貨、主軸通貨がドルです。そして右側の通貨が円です。通貨ペア表示は、わかりやすく言うと主軸通貨を決済通貨で交換する行為を表しています。ドルを円に交換する。つまり主軸通貨を買うか売るかし、円に換えることを意味しているのです。

決済通貨で主軸通貨を売り買いする。ドル円で言うと、ドルを円で売り買いするということです。あくまで売り買いされる通貨のメインは主軸通貨です。そして変える通貨が決済通貨ということになります。

またこの通貨ペアを考えるとき、外国為替相場における通貨の格付けというものがあることを覚えておきましょう。何世紀にもわたって気付かれたルールとなります。通貨の世界では、英国連邦に加盟している国、地域の通貨、または、英国を宗主国にしている国の通貨は必ず主軸通貨になるのです。未だに世界の海を制した英国、エリザベス女王は偉大であるということです。外国為替でいえば英国、米国、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、香港などがそれにあたります。ですから円は絶対、主軸通貨にはなることがありません。その結果、通貨ペア表示でも円は決済通貨として表示され、ドル円、豪ドル円、NZドル円、ランド円、香港ドル円となるのです。

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覚えておこう

通貨ペア表示においては向かって左側の通貨「主軸通貨」が重要。

通貨ペア表示は、主軸通貨を決済通貨で売ったり買ったりする行為を表している。


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