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FXの基礎知識

円高・円安の意味とは

円高・円安の意味とは

円高とはある通貨に対して円の価値が下がることをいいます。たとえばドルの値段が100円から90円になったとします。これは円高です。

つまり1ドルという商品を買うために支払うお金(円)が100円から90円になったことになり、ドルに対して円の価値があがったことになります。

いっぽう1ドル90円が100円になるとこれは円安です。1ドルという商品を買うために支払うお金(円)は90円から100円になったことになり、ドルに対して円の価値が下がったことになります。

円が相手の通貨に対して価値が上がるか、下がるかで円高・円安が決まってくるのです。

逆にドルに対して円の価値が上がったということは、ドルの価値は下がったということになります。この時、ドルは円に対してドル安になったことになります。このように円高ドル安、円安ドル高はセットということになるのです。このように特定の通貨の価値が上がれば、特定の通貨の価値が下がる。この考ええ方は下の図のように考えれば、わかりやすいと思います。

よくFX会社の為替情報でこういう言葉をききます。「本日、ロンドン市場ではドルが対円、ユーロ、オーストラリアドルで全面安となり・・・」これはこういう意味になります。米ドルは円、ユーロ、オーストラリアドルに対して安くなり、売られている状態。いっぽうその相手である円、ユーロ、オーストラリアドルは買われている。

為替レートで考えるとドル円は下落(ドル安円買い)、ユーロドルは上昇(ユーロ買いドル売り)、オーストラリアドル/米ドルは上昇(オーストラリアドル買い米ドル売り)となります。結果、ユーロ円はドル円とユーロドルを掛け算して為替レートが算出されるので、基本的にはほとんど変わらず、オーストラリアドル円はオーストラリアドル/米ドルとドル円を掛け算して計算されるので、基本的には変わらずとなります。
オーストラリアドル円が大きく上昇するためには、ドルが対円で買われ、オーストラリアドルに対して売られる必要があるわけです。このような時にオーストラリアドル円は双発エンジンでもつけたかのように大きく上昇します。


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円高・円安のもととなる為替レートの見方と意味をご説明。これがわかるとますますFXが楽しくなります。初心者から中級者へのステップアップをされた方はお読みください。
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円高・円安で変わる私たちの生活

円高・円安は私たちの生活にどのように影響してくるのでしょうか。基本的には日本は円高を嫌う国と言われています。その理由は、日本が輸出大国であるからです。日本が世界中に輸出して得る代金の多くは米国のドルです。ドルは基軸通貨と呼ばれ、世界の決済通貨としての役割を負っています。

円高になれば、輸出企業や自動車メーカーは受け取る利益が円に換算すると減ってしまいます。たとえばトヨタや日立などは、海外の国々多くの製品を輸出しています。その輸出で得た利益はほとんどがドルです。円高になるとその利益を円に換えた時大きく利益を減らしてしまします。ですから円高になると株式市場では輸出・ハイテク株は売られるのです。もっと具体的にお話しましょう。

あなたは米国の会社に100万ドル相当の電子機械を輸出したとします。輸出するときの為替レートは1ドルが100円だったのに、代金を受け取る時は1ドルが99円になってしまいました。結果、100万ドルを米国の会社からもらっても日本国内で円に両替すると、円高になったおかげで100万ドルが目減りしてしまったことになります。このように為替レートの円高、円安は私たちの生活に非常に密着しています。

逆に円安になると一番恩恵を受けるのは誰か。FXなどの外貨建て金融商品をしている個人投資家です。(あくまで個人的な意見ですが・・・)当然円安になるとドルやユーロを買っていると為替益が大きくプラスになります。また外貨預金の金利や、FXにおける2国間の金利差であるスワップ金利も得ることができます。このように円安は個人投資家にとっては大きなメリットのあることなのです。


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