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FXの基礎知識

スプレッド

スプレッドとは

スプレッドとはFXにおける取引コスト、つまり手数料になります。数年前には取引手数料がありましたが、現在多くのFX会社では手数料は無料になっています。そして隠れた取引コストとして個人投資家にクローズアップされているのがスプレッドです。

スプレッドとは2WAYレート(売り買い2つの為替レート提示)の価格差のことをいいます。実際にFX会社の取引画面でこのスプレッドについてご説明します。
以下の図にはドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円の為替レートがでています。ドル円の為替レートにご注目ください。

ドル円の為替レートは「89.10-12」となっています。つまり買える値段は89.12円、売れる値段は89.12円です。この2つの値段には、0.02円(2銭)の価格差があります。これがスプレッドです。

同時に売り買いをしたとします。当然2銭の損をします。このことから、スプレッドは手数料、取引コストであると言えます。

余談ですが、この2つの値段を提示する表示方法を「2WAYクオート」といいます。売り買いどちらであるか事前に知っていると、自信に有利なレート提示をすることができます。ですから相手方に不公平のないように売値、買値の2つのレートを同時に提示します。これはインターバンク市場の慣習で、FXでも同じルールのもと公平な価格提示がされています。


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スプレッドは変動と固定がある

通常、インターバンク市場ではスプレッドは変動します。たとえばドル円を買いたいマーケット参加者が多く、誰も売りたがらない場合など。米国雇用統計で、予想された数字よりもはるかにいい数字がでたとします。この時、ドル円を誰もが買いたいと思うことでしょう。逆に売りたい人は普通いません。この売り買いに偏りが出た場合スプレッドは広がります。経済指標発表や重要イベントの前後、テロなど有事の際がそれにあたります。

または誰も売りたくない、買いたくない場合も同じようにスプレッドは広がります。欧米のクリスマスなどがそれにあたります。

しかしそんな中、通常スプレッドを固定で提示し、投資家本位のサービスを提示しているFX会社があります。カバー先銀行の数を増やし、カバー取引の流動性を確保していると言われています。多少過剰サービスのような気がしますが、現在のFX業界の競争の厳しさからくるサービスなので、今のうちにスプレッドを固定で提供するFX会社で取引するべきだと思います。


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スプレッドが広がる理由

経済指標発表後、土日などの週明け月曜日の朝方などFX会社のスプレッドが大きく開いていることがある。なぜスプレッドが広がるのか?各FX会社が顧客の取引のカバー取引をするためのカバー先銀行のスプレッドも同様に広がっているからである。

例えば、顧客である投資家がドル円を50万ドル買ったとする。FX会社は、顧客より50万ドル買わされた格好になり、50万ドルのポジションを持ってしまう。FX会社は仲介業であるため、つねに持ち高(ネットポジション)をゼロにしなければならない。FX会社自体がポジションを持ったままの状態でいると為替変動リスクにさらされてしまうため、顧客の逆の注文(ドル円50万ドルを売る)をカバー先銀行経由で、インターバンク市場に発注するのだ。結果FX会社のネットポジションはゼロになるのである。FX会社は、カバー先銀行のスプレッドが広い状態で、顧客カバー取引をすると損を出してしまうため、顧客への提示レートのスプレッドも同様に広げているのが現状である。

通常このスプレッドは変動である。しかし新規の投資家に利用してもらうため、または取引を活発化するために、各FX会社がスプレッドを固定としていることは覚えておきたい。


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