スワップ金利
スワップ金利
スワップ金利とは
スワップ金利の正式名称はスワップポイントと言います。FXの普及により個人投資以下の間ではスワップ金利という言い方が定着しています。時代は貯蓄から投資へ。より積極的な投資をされたい方にFXは選ばれています。FXを始める方の半数以上がスワップ金利に魅力を感じているようです。投資家の心をつかむスワップ金利。その仕組みと魅力をご説明いたします。
まずスワップ金利とは異なる2国間の通貨の金利差のことをいいます。高い金利の通貨を買って、低い金利の国の通貨を売ればスワップ金利を受け取れます。
スワップ金利を受け取れる代表的な通貨ペアは、オーストラリアドル/日本円、ニュージーランドドル/日本円、南アフリカランド/日本円などがあります。
しかし逆に金利の低い国の通貨を買って、金利の高い国の通貨を売ればスワップ金利は払わなければいけなくなるので注意が必要です。
英国ポンド/日本円のスワップ金利も高く見えてしますのですが、証拠金に対する利回りで考えると低いため、スワップ金利目的にはあまり適していません。
また、スワップ金利の利回りは当然レバレッジの大きさに比例します。レバレッジが大きくなれば利回りは高くなります。以下の図はオーストラリアドル円におけるレバレッジの大きさと年間利回りの関係です。例えばオーストラリアドル円(現在の為替レート=80円、スワップ1日80円)で計算した例です。※1年は360日で計算しています。
レバレッジ1倍で年間利回りは3.60%、レバレッジ5倍だと単純にレバレッジ1倍の利回り3.60%を5倍し、18.00%となります。通常スワップ金利目的で中長期運用する投資家はレバレッジ1倍から5倍程度で取引される方が多いようです。
レバレッジ1倍 | レバレッジ5倍 | レバレッジ10倍 | |
---|---|---|---|
証拠金額 | 800,000円 | 160,000円 | 80,000円 |
年間累計スワップ | 28,800円 | 28,800円 | 28,800円 |
年間利回り | 3.60% | 18.00% | 36.00% |
取引シミュレーション
スワップ金利を目的にFXを始めても、為替レート変動は売買差損益の発生をもたらし、資産の増減を左右します。ですからスワップ金利も重要ですが、為替レートの上がり下がりにも必ず注目しましょう。中長期的なFXをしていく上で重要なことは、高いスワップ金利をもらうことができ、上昇トレンドが発生しそうな通貨ペアを安く買うことです。そういった意味でサブプライム問題以降、現在の為替相場の対円通貨ペアはどれも安値なので、資産を大きく増やすチャンスであるとも言えるでしょう。
取引例
オーストラリアドル円を70円で10万買い、90日後に75円で決済した場合・・・
為替差益 : (75円 − 71円)× 10万 = 4万円
スワップ金利 : 83円 × 10万 × 90日 = 約7.5万円
合計 : 11.5万円の利益
※ 1万豪ドル/円の一日あたりのスワップ金利は83円で計算しています。
FX会社によりスワップ金利の発生の仕組みは異なります
スワップ金利のFX口座への反映の仕組みは各FX会社に異なるので注意が必要です。いくらスワップ金利が欲しくてもポジションを決済しなければ、スワップ金利が受け取れないとしたら・・・。意外にこういうFX会社が多いので注意が必要です。スワップ金利の口座内反映には3種類のパターンがあります。
- スワップ金利が毎日口座に反映する >> セントラル短資FX
- スワップ金利が決済時しなければ口座に反映しない >> 外為どっとコム
- スワップ金利は毎日反映されないが、証拠金として使える >> マネーパートナーズ
個人的にはスワップが毎日口座に反映したほうが、証拠金が増えていくのでいいと思います。証拠金額が毎日大きくなっていったほうが為替損を穴埋めできますし、貯まったスワップ金利でまた新たなポジションを取ることができるため、複利効果が生まれます。
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これからFXを始める方へ
これからFXを始める初心者の方はドル円が歴史的な下落 トレンドにあることを念頭に入れ取引をしましょう。 為替レートは一方的に上がったり下がったりすることは ありません。指値、逆指値注文を使い、こまめに利益確定 をするようにしてください。同時にトレール注文をマスタ ーすると便利です。